多くの人は「痛い辛い症状がないこと=健康な状態」と思っているのではないでしょうか?
しかし、いつもどこかが痛い辛いと言いながら100歳を超える長寿な人もいれば、症状がなくても検査などで病気がみつかる人もいます。一般的にいわれるような、快眠・快食・快便とか、痛い辛い症状が無いなどの体感や自覚症状だけでは健康な状態かどうかはわからないのです。
"症状の有無"と"健康か不健康か"ということは同じではありません
どこかが痛いとき、その周辺は神経が疲労して血流が悪くなっています。
神経の持続的な圧迫ストレスにより虚血性疼痛が起こっているのです。
ですから、痛みの原因は、疲労により体液の流れが悪くなっていることになるのです。
老化していてもとくにそこが疲労していなければ、症状はないのです。
そして、生命力が低下するほど、脳や神経、内臓、筋肉、骨、血管など、すべてではたらきが悪くなります。
脳も神経もはたらきが悪くなることで、症状を感じる力(感覚機能)も低下して、痛みや辛さは感じなくなるのです。しかし、痛い辛いという症状はなくなったとしても、組織が硬くなって動きが悪くなり、本来の機能を果たせなくなるのです。
それが「老化する」ということです。
老化とは痛みが強くなることではなく、身体のすべてがはたらかない(機能しない)方向に向かうことなので「痛い辛い症状がないこと=健康な状態」とはならないのです。